Webクリエイティブコラム

UIとUXの違いって? ─ 打ち合わせでよく聞くWeb用語⑤
UIとUXの違いって? ─ 打ち合わせでよく聞くWeb用語⑤
2025.07.14

UIとUXの違いって? ─ 打ち合わせでよく聞くWeb用語⑤

「UXを改善したいですね」 「もう少しUIを整えましょう」 
デザインやWeb制作の打ち合わせで、セットのように出てくるこの2つの言葉。 なんとなく雰囲気はわかるけど、違いを説明するのはちょっと自信がない…。そんな方も多いのではないでしょうか? 
今回は、「UI」と「UX」の意味と違いについて、シンプルに整理してみます。  

 

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UIとは?

UI(ユーアイ)は “User Interface” の略で、ユーザーが目にしたり、操作したりする画面上の見た目やデザインのことを指します。 


たとえば…

  • ボタンの形や色
  • 文字の大きさやフォント
  • メニューの位置やアイコンの並び

 

こうした「使いやすさ」や「見やすさ」を設計するのがUIです。 美しさだけでなく、わかりやすく・操作しやすいかが重視されます。 


UXとは?

UX(ユーエックス)は “User Experience” の略。日本語では「ユーザー体験」と訳され、Webサイトやアプリを使って得られる体験そのものを意味します。 

 

たとえば…

  • 欲しい情報がすぐに見つかった 
  • スムーズに購入できてストレスがなかった 
  • ページの動きや空気感が心地よかった

 

このような「使ってみてどう感じたか?」がUXです。

UIは“見た目や操作感”で、UXは“その結果として感じる満足度”とも言えます。 

 

UIとUXの関係

UIとUXは、よく「車と乗り心地」の関係で例えられます。 

  • ハンドルの位置や座席の形 ⇒ UI(インターフェース)
  • 運転して気持ちいい、安心できる ⇒ UX(体験) 

 

つまり、UIはUXを良くするための手段のひとつという位置づけです。 
 

 

シルバーアイの業務では?

サイネージコンテンツやWebサイト制作、アプリの導入などで、「UIとUX」は頻出ワードです。 
実際の打ち合わせでは、こんなふうに使われます。 

  • 「UIはキレイだけど、UX的に迷いやすい導線ですね」 
  • 「UX向上のために、UIの見直しをしましょう」 
  • 「操作に戸惑う箇所があるので、UI改善でUXを高めましょう」 

 

“かっこよく作る”だけでなく、“心地よく使ってもらう”ことが求められる今、どちらも重要な視点となっています。 

 
 

よくある誤解

UI=デザイン、UX=ふわっとした印象、と思われがちですが、どちらも「設計」や「改善」ができる領域です。 
とくにUXは、導線・読みやすさ・滞在時間・コンバージョン率などの数字にもつながる重要な概念。 「感覚的な話」ではなく、きちんと考えるべき設計方針と捉えるのがポイントです。 
 
 

おわりに

UIとUXは、どちらか一方だけでは成り立ちません。見た目や操作感がよくても、「なんか使いにくい」と感じるページがあるように、体験全体の満足度を高めるにはUIとUXの両立が欠かせません。 
打ち合わせで「UI、UX改善」という話題が出てきたら、“ただのデザイン変更”ではなく、“ユーザーのための設計を見直す”タイミングなのだと捉えてみてください。 

 

 

次回は「コンバージョンって結局なに?」を予定しています。どうぞお楽しみに!

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