未来のコンビニ創り
人々のライフスタイルや購買行動が大きく変化する中、コンビニには「モノを売る場所」から「体験や価値を提供する空間」への進化が求められています。
KDDI様とローソン様が描く未来の店舗では、リアルタイムでお客様に最適な情報を届ける仕組みや、店舗全体を活かした一貫性ある空間演出の実現が重要なテーマとなっていました。
その実現には、以下のような複数の課題が存在していました。
・来店者属性、行動などに応じた柔軟な情報配信の難しさ
・複数サイネージの統一的な運用と制御
・都市OS、プライス情報など様々な情報との連携
これらの課題に対して、お客様の立場に立ってAI × デジタルサイネージというテクノロジーを
掛け合わせ現場に即した実装と、将来を見据えた拡張性ある仕組みでお応えしました。
本事例は、「未来のコンビニ」の課題を一つひとつ解決しながら、リアル店舗の情報発信の新たな在り方を提示したモデルケースです。
プロジェクトのスケジュール
関係各社との打ち合わせ・システム仕様検討・機器選定の開始
ご要望に合わせてシステムカスタマイズ・アップデートを実施
メディアにも取り上げられ、小売業界を中心に大きな反響がありました
導入後の効果
1. 顧客体験の向上
AIカメラにより来店者の属性を解析し、それに応じた最適なコンテンツをリアルタイムで配信。
「今・このお客様に届けたい情報」を正確に表示することで、来店者一人ひとりに寄り添う
パーソナライズ体験を実現しました。
2. 情報伝達のタイミング最適化
時間帯・天候・混雑状況などと連動したコンテンツ出し分けにより、情報配信の“鮮度”と“関連性”を向上。 キャンペーンやプロモーションも即時反映が可能となり、売場の訴求力と柔軟性が飛躍的に高まりました。
3. 空間演出・体験
店内外に設置された複数のサイネージを連携させた「空間ジャック」により、タイムセール告知のように商品のできたてをリアルタイム告知する演出。
単なるサイネージ設置ではなく、「店舗そのものがメディア」として機能する新たな価値を創出しました。
お客様のお声(KDDI様)
「今回のプロジェクトでは、ローソン様と共に“未来のコンビニ”を創ることをテーマに掲げ、リアルな店舗空間に新たな体験価値を提供することを目指しました。
シルバーアイ様には、短期間でのシステム構築と展開が求められる中、スピード感と柔軟性を持ってご対応いただき、心強く感じました。
AIサイネージと“空間ジャック”による演出により、来店されたお客様が“必要な情報に自然と出会える”新たな仕組みを構築できたと実感しています。
今後も私たちは、デジタルとリアルの接点を再定義しながら、パートナー企業の皆様と共に、社会や生活者にとって本当に意味のある顧客体験の創出に取り組んでまいります。」

KDDI株式会社
所在地:東京都千代田区飯田橋3-10-10 ガーデンエアタワー
URL:https://www.kddi.com/
事業内容:電気通信事業、スマートシティ推進、デジタルソリューション開発