DX/IoTソリューションコラム

【連載:アイトラッカー活用講座 Vol.1】 アイトラッカーとは?~視線計測で何が分かるのか~
【連載:アイトラッカー活用講座 Vol.1】 アイトラッカーとは?~視線計測で何が分かるのか~
2026.06.29

【連載:アイトラッカー活用講座 Vol.1】 アイトラッカーとは?~視線計測で何が分かるのか~

近年、アイトラッカー(視線計測装置)は、

製造業・医療・研究機関・UX評価・マーケティングなど、幅広い分野で注目されています。

 

「人が何を見ているのか」を正確に把握することができれば、製品開発や教育、品質管理、マーケティングは大きく変わります。

 

しかし、

  • アイトラッカーで何が分かるの?
  • カメラで目を撮影しているだけでは?
  • どんな業界で使われているの?

 

このような疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなアイトラッカーの基本と、視線計測によって得られる情報についてご紹介します!

 

 

 

アイトラッカーとは?

アイトラッカーとは、人の「視線」をリアルタイムで計測・記録する装置です。

 

目の動きを高精度で追跡し、

  • どこを見たのか
  • どのくらい見続けたのか
  • どの順番で見たのか
  • 何を見落としたのか

 

といった情報を数値化・可視化できます。

 

これまで「経験」や「勘」に頼っていた人の認知や判断を、客観的なデータとして分析できることが大きな特徴です。

 

 

 

視線計測でわかること

① 何に最初に注目したのか

 

人は一瞬で多くの情報を見ています。

その中でも最初に目が向いた場所は、人が自然に注目したポイントです。

 

例えば、

  • 商品パッケージ
  • Webサイト
  • 医療機器
  • 操作画面

 

などで、最初に見られる場所を把握することで、デザイン改善やレイアウトの最適化につながります。

 

 

② どこを長く見ていたのか

 

視線が長く留まる場所は、

  • 興味を持った
  • 判断に迷った
  • 情報を理解しようとしていた 可能性があります。

 

逆に重要な情報なのにほとんど見られていない場合は、表示方法に改善の余地があると言えるでしょう。

 

 

③ どのような順番で見たのか

 

人は決して画面全体を均等に見ているわけではありません。

視線には一定の流れがあります。

 

その流れを分析することで、

  • ベテランと新人の違い
  • 作業手順の違い
  • 商品選択時の比較方法 などを客観的に比較できます。

 

 

④ 見落としはどこで発生したのか

 

「見えていた」のと「認識していた」のは必ずしも同じではありません。

 

品質検査や設備点検では、

  • 異常箇所を見ていない
  • 見ていたが判断できなかった という違いがあります。

 

視線データを分析することで、見落としの原因を明確にでき、教育や業務改善に活用できます。

 

 

 

活用されている業界

アイトラッカーは、さまざまな業界で活用が進んでいます。

 

  • 製造業:品質検査、設備点検、技能伝承、作業標準化
  • 医療・看護:手術教育、看護教育、診療支援、研究
  • マーケティング:商品棚分析、広告評価、パッケージ評価
  • UX/UI評価:Webサイト、アプリ、システム画面の操作性評価
  • 研究機関、大学:認知科学、心理学、人間工学などの研究

 

 

 

視線データは「人の判断」を見える化する

人は日々、多くの情報を見ながら判断しています。

しかし、その判断プロセスはこれまで数値化することが困難でした。

 

アイトラッカーによる視線計測は、

  • 熟練者のノウハウを可視化する
  • 作業ミスの原因を分析する
  • 商品や画面の改善につなげる
  • 教育や研究の質を向上させる

 

など、さまざまな場面で活用されています。

 

今後はAIとの組み合わせにより、視線データから異常検知や作業支援を行う新たな活用も期待されています。

 

 

 

【次回 Vol.2】「なぜ人は同じものを見ても気づく人と気づかない人がいるのか?」~AOI分析の基礎~

 

分析の代表的な手法である「AOI(Area of Interest)分析」をテーマに、

熟練者と初心者の違いをどのように比較できるのかを分かりやすく解説します。

 

 

シルバーアイでは、Ganzin社製アイトラッカーの販売・レンタルをはじめ、視線分析支援や研究・実証実験のサポートまで幅広く対応しています。

さらに、ARスマートグラスやAIとの連携により、次世代の現場支援ソリューションもご提案しています。

 

「視線データを活用して業務改善や研究を進めたい」
「アイトラッカーを試してみたい」

 

という方は、お気軽にお問い合わせください!

 

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